クレジットカードのリボ払い

クレジットカードにはリボ払いと言う支払方法があります。
分割払いでは商品ごとに支払回数を設定し、その商品ごとに支払していきます。
リボ払いでは最少支払額が設定され、枠ごとに支払していくと言う違いがあります。
追加で買い物しても最少支払額のままのため、支払が楽と言うメリットがあります。

しかし2枚3枚のクレジットカードでリボ払いすると言った使い方は危険です。
毎月の支払額は少なくても、リボ払いの手数料は実質年率15%ほどと結構高いです。
いつの間にか残高が膨らんでしまい、そのうち返済困難になることがあるのです。

クレジットカードの借金が返済できない場合は

「クレジットカードの借金でも債務整理できますか?」
クレジットカードで返済困難になるほど借金が膨らんでしまった場合、債務整理できるのか気になることがありました。
利息ばかりの返済で中々元本が減らない状況に陥ると不安感が増しますよね?
そんな状況には任意整理と言う手続きが有効です。

任意整理には将来利息がカットされると言う特徴があります。
任意整理成立次第、利息の返済は不要となり返済の全てを元本に回すことができます。
そのため完済まで効率よく進むと言うメリットがあるのです。

クレジットカードの返済を何か月も滞納すると一括請求が来てしまいます。
しかし任意整理では3年36回から5年60回の分割返済が認められることが多くなっています。
一括請求されても応じられないと言うときにも便利です。
クレジットカードの返済に遅れると遅延損害金と言うペナルティーが生じることがあります。
任意整理ではこの遅延損害金もカットされることが多いです。

住宅ローンやマイカーローンも組んでいる場合、自己破産ではマイホームもマイカーも失ってしまいます。
任意整理なら住宅ローンやマイカーローンを対象から外し、クレジットカードだけ対象にすることが可能です。
マイホームやマイカーを残したいと言ったときにも有効なのです。

任意整理のデメリット

「任意整理にはデメリットはありますか?」
任意整理するときに気になるのがデメリットです。
どの債務整理の手続きにもデメリットがあるため事前に知っておきたいですよね?
任意整理には将来利息や遅延損害金のカットはあっても、元本は減らないと言うデメリットがあります。

グレーゾーン金利で借金していた場合は過払い金として戻ってきます。
しかし戻ってくるのは払い過ぎた利息分です。
2008年以降は金利の見直しが行われ、グレーゾーン金利は見なくなりました。
過払い金の発生があると言うケースも減っているのです。
3年から5年の分割返済では解決できない場合、個人再生や自己破産を考えたほうが良いでしょう。

その他にも任意整理は任意での和解交渉と言った関係上、債権者が応じないと成立しないと言うデメリットもあります。
交渉力がものを言うため、専門家に依頼したほうが良いです。
強制執行まで進んでしまった場合、任意整理の手続き開始でストップさせると言ったことはできません。